キャンディ久々OK、アース舞台合う 矢作師「2頭とも楽しみ」

[ 2016年3月11日 05:30 ]

矢作師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、フィリーズRにキャンディバローズ、中山牝馬Sにアースライズを送り込む矢作師を直撃した。

 ――今週はフィリーズレビューにキャンディバローズ、中山牝馬Sにアースライズが出走します。

 矢作師 どちらも条件は合うと思うので期待しています。

 ――まずはキャンディバローズからお聞かせください。前走(阪神JF9着)の体重は402キロ。体を維持するのが大変そう?

 そうなんです。その後、一度放牧に出したけど今回も410キロ前後くらい。でも逆に言えばその分、仕上げには手間取らないので久々は気になりません。

 ――ラスト1Fでは勝ったメジャーエンブレムのすぐ後ろまで迫るシーンも。

 母系が短距離ベターの上、坂で最後は止まってしまった感じ。それでも強敵相手に見せ場はつくったと思います。

 ――距離短縮は好材料?

 カリカリした気性ということはありませんが、現状1400メートルくらいの方が良いかもしれません。そういう意味では今回の条件は良さそうです。

 ――アースライズはメンコ(耳覆い)を使用。

 敏感な面があったので着けていたけど、今回も着けるかどうかはまだ分かりません。当日の雰囲気などによっても臨機応変に対処するつもりです。

 ――デビュー時420キロ台だった体が近走は450キロ前後。

 以前は体を維持するのが大変だったけど今はしっかりしてきました。それに伴い、成績も安定してきました。

 ――前走(愛知杯3着)は4コーナーで少し外へ行きたがった?

 馬場状態を見て鞍上が意識的に外へ行こうとしたのだと思います。

 ――ただ直線は少しフラフラしたように見えました。

 そうですね。早めに抜け出す形になったのでそうなったのだと思います。併せる形になればしっかり走ったはずです。

 ――中山1800メートルはフラワーCで2着した舞台です。

 この馬に合う舞台なのは間違いないでしょう。

 ――前々走(カウントダウンS1着)はとても届かないと思える位置から差し切った。

 当時は準オープンだったけど、持ち味のああいう脚を使える流れになれば重賞でも十分に通用します。今週は2頭とも楽しみです。

続きを表示

2016年3月11日のニュース