【中山牝馬S】ノボリディアーナ ラストランでひと花を

[ 2016年3月10日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=9日】前半の調教が終わり、ちょうど厩舎回りを始める頃に雨が降りだした。すぐさまカッパを装着した柏原は自転車で松永昌厩舎へ。中山牝馬Sに出走するノボリディアーナは坂路単走で4F55秒7~1F13秒0としまい重点の最終追い切り。岡部助手に感触を尋ねた。

 「先週水曜にビッシリ時計を出しているし、週末にも15―15をやっているのでけさはサッと。ラストは12秒台が出たかなと思ったけど動き自体は良かった。仕上がりはいいですよ」

 以前は前々で勝負する脚質だったが昨秋の府中牝馬Sは一転、控える競馬で差し切り勝ち。重賞初制覇となった。前走・ターコイズSは展開が向かず7着。その後は放牧を挟み、ここに備えてきた。「今回がラストランの予定だけど6歳になって、ようやく脂が乗ってきた感じ。まずは無事に。能力はあるので、うまく展開がかみ合えば」。繁殖入りの前に、もうひと花。岡部助手はそんなシーンをイメージしていた。

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2016年3月10日のニュース