菜七子「早く1勝を」 今週勝てばJRA女性騎手最速に

[ 2016年3月8日 18:19 ]

新人騎手紹介で笑顔をみせる藤田菜七子騎手

 注目のデビュー週を終えた藤田菜七子。8日は美浦トレセンで自厩舎の馬2頭の調教に騎乗し、「美浦にも慣れてきて納得のいく調教ができた」と笑顔。「まずは2日間が終わってホッとしました。疲れ果てて、昨日の休みは寮でゆっくりしていました」。

 18歳の新人には怒とうの1週間だった。3日に川崎で初騎乗し、5日に中央デビュー。連日の取材攻勢に加え、新人としては異例の単独会見も行った。それでも「忙しかったけど、友達とかから数え切れないくらいのメールが来た。“凄いね”、“頑張ったね”と言ってもらえて本当にうれしかった」と明るく振り返った。

 実際にレースを経験して初勝利への思いはさらに強まった。川崎では6鞍中4鞍で掲示板(5着以内)を確保。中央初戦だった中山2Rは前走10着だったネイチャーポイントを好騎乗で2着に導いた。「競馬は調教とは全然違った。早く1勝できるように頑張ります」と力強く宣言。今週末の騎乗馬は現在未定だが、勝てば初Vまでの日数は増沢由貴子の16日を抜いてJRA女性騎手最速となる。

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2016年3月8日のニュース