菜七子 スターの道 武豊と縁?同じ生産牧場の馬、同じ2着デビュー

[ 2016年3月6日 10:25 ]

デビュー戦を終え根本師(左)といっしょに会見する藤田菜七子

 JRAでは16年ぶり7人目の女性ジョッキー藤田菜七子(18)が5日の中山競馬2Rで2着デビュー。初騎乗馬となったネイチャーポイントを生産した高昭牧場(北海道浦河町)はG1・3勝馬メイショウマンボ(13年オークス、秋華賞、エリザベス女王杯優勝)を輩出したことでも知られる名門牧場。牧場のテレビで応援を送った上山泰憲代表(50)は「ファンの方にも注目(3番人気)されて嬉しかったです。まず無事に、結果が伴ってくれれば…と思ってました。勝てればなお良かったですが、うまく乗ってくれて、最後はよく伸びてくれました」と人馬の奮闘を称えた。

 実は国内の第一人者・武豊騎手(46)が87年3月1日(阪神競馬場)のJRA初戦で騎乗したアグネスディクターは同じ高昭牧場の生産馬だった。そして、当時の武豊も菜七子と同じ2着デビューだった。上山代表は「縁ですかね。菜七子さんもきっと成長するジョッキー。武豊騎手のように活躍してほしいです」と熱いエールを送った。JRAが誇る至宝と偶然!?にも「同じ生産牧場の馬&同じ2着デビュー」を果たした菜七子。スター街道への道が、しっかり約束されたといっても過言ではない。

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2016年3月6日のニュース