菜七子 プロの洗礼 初戦8着「あっという間 申し訳ない」

[ 2016年3月3日 12:35 ]

デビュー戦となった1Rで8着に敗れるコンバットダイヤ(右)騎乗の藤田菜々子
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 JRA16年ぶりの女性ジョッキー誕生となった藤田菜七子(18=美浦・根本厩舎所属)が3日、公営・川崎競馬場でデビュー初戦を迎えた。第1R(ダート1400メートル)、両親が見守るなか、馬番8番から騎乗馬コンバットダイヤで抜群のロケットスタートを決めたものの、プロの洗礼を浴びて、9頭立ての8着に敗れた。

 レースから引き揚げてきた菜七子は騎乗馬を管理する工藤伸調教師に「すみませんでした」と一言。レースを見届けた工藤伸師は菜七子の騎乗ぶりに「行けたら出して行こうと指示を出していました。スタートは良かったけど、手綱が少し長くて、内にモタれて手綱を持ち直している間に位置が悪くなってしまったね。でも無事に回ってきてくれてよかった」と少しホッとした表情を見せていた。

 レースを終えた菜七子は「聞いていた通りコーナーがきつく、あっという間にレースが終わった感じです。無事に終わって、ほっとしていますが、結果が出せなくて本当に申し訳なく思っています。JRAでのデビュー前に、こうした騎乗機会をいただき、感謝しています。次のレースからからも全力で騎乗したいと思います」と広報を通じて、コメントした。きょうは計6鞍に騎乗する。

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2016年3月3日のニュース