菜七子、デビュー3戦目で2着!レジェンドとの叩き合い制し連絡み

[ 2016年3月3日 14:05 ]

<川崎5R>外から鋭く伸びて2着に入る藤田菜七子騎乗のミスターナインワン

 JRAなでしこジョッキー(藤田菜七子)誕生で沸いた3日の川崎競馬場。在京テレビ全局、新聞社を含めて67社、報道陣が、約150人超え。テレビ朝日系の人気報道番組「報道ステーション」の取材クルーも詰め駆けるほどのフィーバーぶりとなった。

 デビュー2戦目の4R(ダ1500メートル、12頭立て)、菜七子騎乗のシンフォニーヒルズ(牝9、単勝4番人気)は前半、後方3番手を追走。4コーナー手前で外に持ち出し、伸びたものの4着に敗れた。

 続く5R(ダ1500メートル、11頭立て)、菜七子の騎乗馬は前走2着のミスターナインワン(牡7、単勝4番人気)。スタートを決めたが、道中は中団から少し後ろの位置取り。プロ騎手として2戦を経験したことで、落ち着いてきたのか、道中、慌てず、じっと仕掛けるタイミングを計っている。直線に入り、外に持ち出し、ゴーサイン。懸命に追いだし、右ムチを連打。ラスト100メートルでは菜七子のナインワンがイイ脚で伸びてくる。最後は勝ち馬にアタマ差及ばなかったものの、内から伸びた地方競馬のレジェンド、通算6841勝を挙げている的場文騎乗のフクノサンデーと外から伸びた菜七子ナインワンとの2着争いに。写真判定の末、きょうデビューした18歳なでしこジョッキー・ナナちゃんが59歳「大井の帝王」とも呼ばれる的場文に対して、なんと叩き合いで競り勝ち、ハナ差で2着に。初の馬券圏内に突入、連絡みを果たした。

 後半のレースでデビュー日、初白星も夢じゃない。

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