【中山記念】ドゥラメンテ復活V!ミルコ鳥肌「凄い、凄過ぎる!」

[ 2016年2月29日 05:30 ]

外から差してきたアンビシャス(手前右)を見ながらゴールするM・デムーロ騎乗のドゥラメンテ

 中山競馬場伝統のG2「第90回中山記念」が28日、3万5946人(前年比150・6%)の観衆を集めて行われ、昨春の2冠馬ドゥラメンテが1番人気に応えて快勝。昨年のダービー優勝以来となる復帰戦を余裕のV走で飾った。騎乗したM・デムーロ(37)はJRA重賞施行機会5連勝。

【レース結果】

 中山のウイナーズサークルを包むG1レースのような大歓声。その真ん中でM・デムーロが満足そうな笑みを浮かべている。「かなり強い競馬でした。休んでいる間に体も心も大人になった」と語ると、「ドゥラメンテは凄い、凄過ぎる!」と、鳥肌が立つような乗り心地に酔いしれた。

 昨年のダービー優勝後の両前肢剥離骨折で9カ月ぶりとなる復帰戦。ブランク明けでも2冠馬のストライドは健在だった。中団から徐々にポジションを上げた直線入り口、手前(軸脚)を右から左へ替えた途端、すさまじい脚取りで先行馬をのみ込んだ。抵抗する隙も与えない末脚。ゴール前では気を抜いてアンビシャスに首差まで迫られたが、脚色にはなお余裕があった。

 「ゴール前は物見して少しだけ危なかったね。でも、3歳春より乗りやすくなった。成長したんだね。馬体重18キロ増?太いとは感じなかった。背が伸びて体が大きくなったんだ」と振り返ったデムーロ。「1800メートルは短いと思っていたが、心配なかった。距離を考えてスタートから出していったが、いいポジションを取ってすぐに折り合えた。とても賢い」。昨年の皐月賞以来2度目の右回り。皐月賞では4コーナーで手前を替えずに大外まで膨れ、同騎手に騎乗停止のペナルティーが科されたが「気を付けて乗ったし、問題なかった」と続けた。

 「9カ月ぶりで心配でしたが、ひと安心です」。単勝2・1倍の圧倒的な支持に応える勝利に所有するサンデーレーシング・吉田俊介社長も胸をなで下ろす。「同世代としか競馬をやっていなかったが、古馬相手にも結果を出してくれた」と語ると、「日本代表として世界に行かねばならない馬。責任重大です」と続けた。すでに今秋の凱旋門挑戦を表明しており、招待を受けたドバイ・シーマクラシック(3月26日、メイダン競馬場芝2410メートル)の出否も今週中に決定する。「世界のどこに行っても通用する馬」。デムーロの手のひらには進化する2冠馬の感触が残った。

 ◆ドゥラメンテ 父キングカメハメハ 母アドマイヤグルーヴ(母の父サンデーサイレンス)牡4歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績7戦5勝 総獲得賞金4億5557万5000円。

続きを表示

「春の電撃戦 高松宮記念」特集記事

「マーチS(G3)」特集記事

2016年2月29日のニュース