【中山記念】イスラボニータ瞬発力光った!蛯名「一番いい気配」

[ 2016年2月25日 05:30 ]

ウィズエモーション(左)と併せるイスラボニータ。ラスト1F12秒8の瞬発力を見せた

 イスラボニータの追い切りを終えた主戦・蛯名が満足そうな顔で引き揚げてくる。「しっかり反応してくれた。これまでの休み明けの中では一番いい気配じゃないかな」。傍らでは栗田博師も「ケロッとした顔で(馬場から)上がってきた。息遣いもできている」と言葉を継いだ。

 真冬でも漆黒の光沢を放つ黒鹿毛がWコースで躍動する。併走馬ウィズエモーション(3歳オープン)の4馬身リードで迎えた直線。蛯名の手綱が緩むと、内から2馬身抜き去った。前肢をほぼ水平に伸ばす絶好調時の“チーター走法”こそ見られなかったが、地面から70度近くまで上げて、ラスト1Fは12秒8の瞬発力。「(故障明けだった)昨年の毎日王冠(3着)よりも状態は上でしょう」と同師が語れば、蛯名も「昨秋(3戦)は勝てなかったが、レース内容は悪くなかった。ためればためるだけはじけるはず」と手応えを膨らませていた。

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2016年2月25日のニュース