マゼランで増やしデイバローにぶち込む“ヒルノ転がし”の皮算用

[ 2016年2月24日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=23日】春の阪神競馬が開幕。開幕週を彩るのは、3歳マイル重賞のアーリントンCと高松宮記念へのステップレース、阪急杯だ。その阪神開幕重賞をダブルでかっさらう意気込みを見せているのが昆師だ。

 アーリントンCのヒルノマゼランは前走のこぶし賞が文句なしの強さ。重賞でも即通用を思わせる。「強く見えたが、やってない相手もいるからね」と控えめに切りだしたが、「能力は高いし開幕週のスピード馬場も問題ない」と内心はドンと来いの構え。

 阪急杯はヒルノデイバロー。こちらはありがたいことにまだ“正体”がバレていない。前走のシルクロードS7着に「芝でもやれることは分かっていた。7着でも上がり32秒台だから能力は示した。千二を経験したことで千四にも対応できる」と指揮官は腕をぶす。本領発揮は7F戦のここか。マゼランで手堅く資金を増やし、デイバローにぶち込む“ヒルノ転がし”。オサムの皮算用が出来上がった。

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2016年2月24日のニュース