【フェブラリーS】ホワイトフーガ 高木師&大野コンビで牝馬初Vだ

[ 2016年2月17日 05:30 ]

史上初の牝馬Vを狙うホワイトフーガ

 フェブラリーS16連勝中と勢いを見せつける関西勢に待ったをかける関東馬がホワイトフーガだ。14年スプリンターズS(スノードラゴン)、昨年のJBCレディスクラシック(ホワイトフーガ)、東京大賞典(サウンドトゥルー)を制した高木師&大野の黄金コンビ。牝馬が勝てば、G1となった97年以降で初の快挙ともなる。高木師は「(大野の)馬への当たりが柔らかいところがいいのかな。ホワイトフーガのこともよく分かってくれている」と鞍上へ全幅の信頼を寄せる。

 牝馬限定の交流重賞を3勝。2走前のJBCレディスクラシックでは、次戦でチャンピオンズCを制したサンビスタ(2着)に5馬身差をつけて圧勝した内容が、キラリと光る。その裏には快進撃の理由があった。「もともと骨密度が低く、1歳時は競走馬になれないとさえ思った」と明かした師。「比較的負担のかかりにくい坂路を中心に調教を重ねて、今は良くなってきた。先行にこだわらず、出たなりで行けるようになったのも大きい」と成長ぶりに目を細める。

 中央での出走は6戦ぶりで、マイルも初挑戦。指揮官は「スピードもあるから門別のような深いダートよりも中央の浅いダートの方が向いている。マイルなら折り合いもつきやすい」と話す。サウンドトゥルーをコース適性がないと見て自重させ、ホワイトフーガ1頭で勝負を懸けた。その答えは勝算あり、だ。

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2016年2月17日のニュース