【クイーンC】エンブレム 記録ずくめ圧勝!桜も最有力候補に

[ 2016年2月14日 05:30 ]

2着に5馬身差をつけ圧倒的な強さでレースを制したメジャーエンブレム(右端・6番)

 3歳牝馬重賞「第51回クイーンC」が13日、東京競馬場で行われた。1番人気メジャーエンブレムが豪快に逃げ切り、暮れの阪神JFに続く重賞2勝目。桜花賞(4月10日、阪神)の最有力候補に躍り出た。

 これがG1馬の格の違いだ。好スタートから先手を奪うと、3F34秒4と速めのラップを自ら刻む。直線を向くと、後続は離れる一方。1分32秒5は昨年のキャットコイン(1分34秒0)を1秒5も上回る“怪物級”のレースレコード。単勝1・3倍はレース史上最低。さらには2着フロンテアクイーンとの5馬身差は同最大着差。ルメールは「強かった。休み明けで調整は難しかったと思うけど、とても乗りやすかった。スタートが良かったのでハナに行ったが、あまりにリラックスしていたのでビックリした。桜花賞も大丈夫」と記録ずくめの圧勝劇に、笑顔で言葉を弾ませた。

 田村師は「あまりの人気でおなかが痛かったけど…。内容が良かった」と笑顔。続けて「気持ち余裕残しの仕上げ。(前走から)わずか2カ月で稽古でも集中力が増した。とにかく無事に…。これ以上望むこともない」と愛馬を称えた。今後は放牧を挟み、予定通りに桜花賞直行。鞍上が「2400メートルもいける」と絶賛する“東のエース”は、牝馬クラシック総ナメの大きな期待が膨らんでいる。

 ◆メジャーエンブレム 父ダイワメジャー 母キャッチータイトル(母の父オペラハウス)牝3歳 美浦・田村厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績5戦4勝 総獲得賞金1億3024万3000円。

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