カッチー琉球競馬初参戦 木製くつわも巧みに操り「沖縄の馬は素直」

[ 2016年2月1日 05:30 ]

琉球競馬に出場し、さすがの腕前を披露した田中勝春騎手

 スポニチ本紙コラムでもおなじみの田中勝春(44)が31日、沖縄こどもの国(沖縄県沖縄市)で開催された琉球競馬に現役騎手として初出場。予選1回戦敗退となったが、ハミの代わりに用いる南西諸島特有の木製くつわも巧みに操るなどプロの腕前を発揮した。

 「完敗です。緊張しました」。小さな与那国馬の上でカッチー・スマイルがはじけた。直線走路を舞台に2頭の一騎打ちで脚並みの美しさを競う琉球競馬。沖縄の伝統衣装に身を包んだ田中勝は久米島から遠征したククル(セン9)と人馬一体の速歩を披露したが、岡部幸雄元騎手ら審判団5人は全て相手の勝利を手旗で告げた。

 対戦相手は大会5度目の優勝を飾る与那国馬の名馬どぅなん。組み合わせが悪かった。「それでも、沖縄の素晴らしい人馬と触れ合えて、いい経験になった。沖縄の馬は人を信用しているから俺が乗っても素直に走る。また乗りに来たい」と感激していた。

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2016年2月1日のニュース