【セントポーリア賞】ラグルーラ“出世WEEK”Vで進めドゥラの道

[ 2016年1月27日 05:30 ]

昨年の2冠馬と同じ道を狙うラグルーラ

 厳寒期の東京が熱い!今週から1回東京が開幕するが、昨年の開幕週の勝ち馬からは2冠馬ドゥラメンテ、菊花賞馬キタサンブラックなど6頭もの重賞勝ち馬が誕生した。ドゥラメンテが勝ったセントポーリア賞(日曜9R)には今年も素質馬がズラリ。昨年2着の加藤征厩舎はディープインパクト産駒のラグルーラで“雪辱V”を狙う。

【セントポーリア賞】

 昨年ドゥラメンテが勝ったセントポーリア賞は今年も注目の一戦。東西の実力馬が登録したが、中でも力が入っているのはラグルーラ陣営だ。同じく加藤征厩舎に所属する全兄ウェルブレッドは昨年の2着馬。5馬身差をつけられたが、相手が後の2冠馬ではやむなし。加藤征師は「今年は頑張りますよ」と雪辱に意欲を燃やしている。

 新馬戦は4着止まりも年明けの未勝利を好位から快勝。中山芝2000メートルで2分0秒7は同舞台のホープフルS(2分1秒8)や京成杯(2分1秒4)と比べても優秀で、3、2着馬が次戦でワンツーとメンバーレベルも高かった。

 前走後は厩舎で順調に調整。師は「兄より馬のつくりがいいし、ここに来てやっと仕上がったという感じ。本来の前向きさが出てセンスも良くなってきた」とさらなる上昇度を感じ取っている。デビュー2戦の中山芝2000メートルから舞台は替わるが、跳びの大きなディープインパクト産駒で東京は歓迎。「かなり前向きになっているから1Fの短縮もいい」と手応えは十分だ。

 昨年の1回東京開幕週の勝ち馬からは2冠馬ドゥラメンテや菊花賞馬キタサンブラックなど出世馬が続々と誕生した。師は「中山は機動力がないと厳しい。東京の方が紛れがないから使いやすい」と東京に有力馬が集中する背景を分析する。3歳戦を中心に今年の開幕週も注目馬がズラリ。今週を見逃すと1年間痛い目に遭うかもしれないですよ。

続きを表示

2016年1月27日のニュース