【AJC杯】ミスターX“中山最速”究極の末脚持つライズ

[ 2016年1月24日 05:30 ]

 中山11R・AJC杯は究極の末脚を持つライズトゥフェイムだ。前走・中山金杯(2000メートル)で叩き出した上がり3F(32秒6)がなんと中山コース史上最速。最強の追い込み馬デュランダルが05年スプリンターズSで記録した32秒7を上回った。デュランダルのタイムが1200メートル戦でのものだったことを考えれば、ライズの末脚はまさに破格と言える。

 2200メートルは初体験だが「折り合いがしっかりつく馬だし距離は問題ない」と石川。前走は意外にもマイネルフロストが逃げ、5F通過62秒3のスローペースに落とし込んで、追い込み馬には不利な展開だった。今回は逃げ宣言のスズカデヴィアスがいるだけに、前走よりレースが流れるはず。今度こそ史上最速の末脚が届く。馬単(9)から(1)(3)(5)(6)(11)(14)。

 中京11R・東海Sはロワジャルダン。2走前のみやこSを勝ったことで重賞馬の仲間入り。前走・チャンピオンズCが勝ち馬サンビスタに0秒3差4着、タイム差なしの3着サウンドトゥルーが次戦の東京大賞典Vなら、ここでは力量1番手だ。

 その前走は大外16番枠からのスタートで、不慣れな後方を追走した。だが直線は内に固まった馬群をこじあけ、最後まで鋭い伸び。戸田師も「枠が厳しかったが、あのメンバー相手によく頑張った。力を付けている」と称賛する内容だった。本来はある程度前の位置で運ぶタイプ。今回の5番枠なら自分の競馬が見せられる。

 土曜の中京は雪がちらついたが、不良馬場で勝ったみやこSから時計勝負は大歓迎。ここをきっちり勝って、大舞台への足掛かりとする。馬単(5)から(2)(7)(8)(10)(11)(12)。

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2016年1月24日のニュース