【東海S】ロワジャルダン 秋連戦の疲れなし!豪快に半馬身先着

[ 2016年1月21日 05:30 ]

併せ馬で追い切るロワジャルダン(手前)

 「第33回東海S」組ではロワジャルダンが冬晴れの下、絶好の動きを見せた。角馬場で入念に乗り込んだ後、Wコースへ。道中はカウウェラ(6歳障害オープン)を2馬身追走し、直線は内へ。手綱をほとんど動かすことなく、豪快に半馬身先着した。昨秋10月以降は3戦したが、疲れは全く感じられない。

 戸田師は「先週もやっているし、輸送もあるので控えめ。レース後の回復が以前より早くなったので、この中間も順調に乗り込めている。いい状態で出せる」と万全をアピールした。

 昨年は飛躍を遂げた。年間4勝を上積みし、11月みやこSは重賞初挑戦で初制覇。G1チャンピオンズC(4着)は後方から伸び、勝ったサンビスタから0秒3差で奮闘した。指揮官は「前走は枠(16番)も厳しかったし、あれだけのメンバー。うちのも負けないで頑張った。力がついてきた」と成長を実感している。

 5歳を迎えた今年はG1制覇が大目標。同師は「東京マイルは使ったことがないので、フェブラリーSは現時点では見送る方針」と前置きした上で「チャンピオンズCは(みやこS1着の)優先権で出られたが、層の厚いダート界でG1に使うにはまだ賞金加算が必要。当面はG2やG3で確実に勝ち、昨年後半を上回る成績を残したい」と決意を語った。仮に雨や雪が降っても、不良馬場の昨秋みやこS快勝から「道悪の時計勝負は歓迎」(同師)と馬場不問。さらなる飛躍の年にするためにも、譲れない始動戦だ。

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2016年1月21日のニュース