【愛知杯】バウンス復活V!外から豪快強襲1馬身1/4差の完勝

[ 2016年1月17日 05:30 ]

<中京11R・愛知杯>ゴール前の混戦を差したバウンスシャッセ(右)

 1月に移って装いも新たに施行された牝馬限定重賞の「第53回愛知杯」は、トップハンデの55・5キロを背負ったバウンスシャッセが豪快に差し切った。昨年6月以来の休み明けを克服。復活を告げる重賞3勝目となった。

 先頭から10馬身ほど離れた後方で脚をためたバウンスシャッセが、前崩れの流れも味方に外から強襲。大混戦の下馬評をあざ笑うかのように、最後は2着リーサルウェポンに1馬身1/4差をつける完勝だ。テン乗りだった昨春の中山牝馬Sと同じく、田辺が末脚をフルに引き出す好騎乗。

 「力が違いました。正直、前に乗った時の方が状態は良かったと思いますが、それでも勝てましたからね」と笑顔がはじけた。

 藤沢和師は「馬体重は22キロ増えていたけど、立て直しがうまくいった」とホッとした表情。次走は未定だが、復調を果たした実力馬が古馬牝馬戦線を大いに盛り上げてくれそうだ。

 ◇バウンスシャッセ 父ゼンノロブロイ 母リッチダンサー(母の父ホーリング)牝5歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績15戦5勝 総獲得賞金1億5192万7000円。

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