“若い力”の活躍楽しみ

[ 2016年1月15日 05:30 ]

岩手2015シーズン最後の重賞を制したラブバレットと山本聡(提供・岩手競馬)

 【地方競馬です!!】岩手競馬が11日の水沢で15年シーズン通常開催(4~1月の125日間)全日程を終了。3月19日からの特別開催、そして新年度へと移行する。総売り上げは223億6600万円で前年度比92%だが、14年はダート競馬の祭典・JBC競走が実施されたため。発売計画比は102%で、JBCを除いた売り上げは前年度比104・7%だった。

 競走面でも注目すべき出来事が。11日のラスト重賞「トウケイニセイ記念」は、G3クラスターC3着や地方交流笠松GP制覇などの活躍を見せたラブバレット(牡5=菅原勲)が快勝。鞍上の山本聡哉(27)は204勝で待望の初リーディング(3~1月成績で算定)を獲得した。調教師部門では開業6シーズン目の板垣吉則師(43)が12月13日、岩手年間最多勝を45年ぶりに更新する114勝をマーク。127勝まで記録を伸ばした。“若い力”が活力を与えている。16年度はファンの要望に応え、日曜日の重賞開催を増やす計画を検討中。現在の盛岡競馬場(OROパーク)開設、またJRA東京競馬場との提携が20周年を迎える。岩手県競馬組合は「どういったことができるかは未定ですが、アピールしていきたい」としている。新たな魅力の発信に期待したい。(池田 裕文)

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