【中山金杯】9歳馬メイショウカンパク“健在”宣言

[ 2016年1月3日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=2日】大雪で一面銀世界になった昨年の馬場開きから、はや一年。今年も寒いが天気は問題なし。寮を出た柏原は胸をなで下ろした。仕事始めはまっさらな気持ちで調教スタンドへ。坂路モニター前に陣取った。

 朝イチに追い切ったのが中山金杯に出走するメイショウカンパクだ。単走で4F54秒5、しまいしっかり伸びてラスト1F12秒8を刻んだ。佐藤助手は「もともと使って使って調子を上げていく。だからわずかな期間でも放牧に出すと、いったんリセットされる。今回は短期放牧を挟んだ分がどうかな」と控えめながら前走・福島記念は小回りで差して6着とG2勝ち(12年京都大賞典)の能力の片りんを示している。「普段から無駄なことをしないし、体が柔らかいから変に馬が痛まない。9歳だけど、うまくかみ合えばまだまだ頑張れると思うよ」と地力健在をアピール。再度ハンデ53キロならベテランの一撃があっても不思議ではない。

続きを表示

2016年1月3日のニュース