【有馬記念1週前追い】ラブリーデイ巻き返しへ、時計以上の迫力!

[ 2015年12月17日 05:30 ]

川田を背にCWコース併せ馬で追い切るラブリーデイ

 有馬記念の1週前追い切りが16日、美浦、栗東トレセンで行われた。ラブリーデイ(牡5=池江)は有馬記念で今年10戦目となるが、軽やかなフットワークで疲れはみじんも感じさせない。

 川田を背にCWコースでカルナヴァレスコ(3歳500万)と併せ馬。しまい重点に6F86秒7~1F12秒4。僚馬を2馬身追走から馬なりのまま頭差かわして先着した。ゴール地点通過後もスピードを緩められることなく馬体をビッシリと併せ時計以上に迫力満点のパフォーマンス。鞍上も納得の表情で感触を振り返る。

 「前走後は初めて乗ったが、いつも通りの動き。順調にきているのが何よりだし、それで十分です。テンションも上がり過ぎることなく、いい雰囲気でした」

 前走のジャパンCは後続勢に目標にされる形になり首+首差の3着。厳しい流れをゴール前まで踏ん張り底力の高さが光った。「秋のG13戦の中で(JCが)一番厳しいと思っていた」と池江師。器用さが持ち味のラブリーにとって得意の舞台とはいえなかっただけに、陣営に悲観の色はない。今回は先行力が存分に生きるトリッキーな中山2500メートル。池江師は「距離が100メートル延びるが中山は脚質的に合っているし競馬がしやすい。疲労も取れて前走ぐらいの状態で臨める」と巻き返しを狙う。

 勝てば年度代表馬も視界に入る大事な一戦。進化の走りでグランプリ2勝目を狙う。

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2015年12月17日のニュース