【芦屋・レディースCC】寺田、貫禄イン逃げV「完璧に近い仕上がり」

[ 2015年11月30日 05:30 ]

 G2「レディースチャレンジカップ」優勝戦は11Rで争われ、1号艇の寺田千恵(46=岡山)がインから押し切った。

 勝てば賞金トップという寺田のプレッシャーは相当なものだった。「サイドが掛かりすぎて自分で外した」。三浦の差しが一瞬入りかけたが「朝に気になるところを直して抜群になった。完璧に近い仕上がりでした。1Mは失敗でしたが、バックで伸びた」とパワーで突き放した。寺田の持ち味でもある調整力が勝因の一つになった。

 年末のクイーンズクライマックスの舞台は寺田が結婚前まで地元としていたボートレース福岡。賞金トップで主役を担うことになり「出るからには優勝を狙わなければいけないレース。いいパフォーマンスを見せたい」と“テラッチ”スマイル。レディースC2冠のトップレーサーが初のクライマックス制覇へ一気に突き進む構えだ。

 ◆寺田 千恵(てらだ・ちえ)1969年(昭44)4月11日、山口県生まれ福岡県育ちの46歳。岡山支部。89年9月登録の65期生で夫は立間充宏選手。01年のからつグラチャンで女子では初めてとなるSG優出(1号艇・5着)。通算57V。1メートル57、45キロ。血液型O。

 ◆次走 寺田千恵、三浦永理の次走は12月9日からのびわこG2秩父宮妃記念杯。赤岩善生、岡崎恭裕、遠藤エミらと優勝を争う。大滝明日香の次走は12月15日からの江戸川一般戦。上平真二、高沖健太、東本勝利らが出場。平高奈菜、宇野弥生、川野芽唯の次走は12月4日からの若松ヴィーナスシリーズ。細川裕子、小野生奈らとVを争う。

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2015年11月30日のニュース