【東スポ杯2歳S】オーディン剛脚32秒9V!武豊“クラシック期待”

[ 2015年11月24日 05:30 ]

重賞初制覇を飾った(10)スマートオーディン(中央)

 G3「第20回東京スポーツ杯2歳S」が23日に東京競馬場で行われ、4番人気スマートオーディンが鮮やかな追い込みで重賞初制覇。新種牡馬ダノンシャンティにとっても産駒の初タイトルとなった。

 スタートを決めたが、位置を下げ序盤は後方から2頭目を追走。「思っていたよりペースが遅かったので、道中は行きたがっていた。何とか馬の後ろに入れて我慢させた」と振り返った武豊。直線に向く際は最後方まで下げたが、そこからエンジン全開。内にササりながらも3F32秒9の剛脚で、大外から先行勢をねじ伏せた。

 父も管理した松田国師は「走り過ぎて壊れてしまわないよう、かつ負けないよう、ブレーキとアクセルを加減しながら、うまく調整できた」と満面の笑み。父は10年NHKマイルCの勝ち馬だが「オーディンは父より手脚、首、胴が長めでストライドも大きい。先々距離を延ばしていくために必要な余裕がある」と師。父が故障で出走を断念したダービーを見据えている。

 「クラシック?期待が持てますよ」と武豊のお墨付きも得たオーディン。松田国師は「次走はオーナーと相談になるが、年が明けても、皆さんに期待してもらえる馬に育てたい」と意気込む。さらなる強敵が待つ舞台で、どんなパフォーマンスを見せるのか。早くも来春が楽しみだ。

 ◆スマートオーディン 父ダノンシャンティ 母レディアップステージ(母の父アルザオ)牡2歳 栗東・松田国厩舎所属 馬主・大川徹氏 生産者・北海道新冠町のスカイビーチステーブル 戦績3戦2勝 総獲得賞金4581万9000円。

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2015年11月24日のニュース