【AR共和国杯】ラブイズブーシェ気配上昇 力強く1馬身半先着

[ 2015年11月6日 05:30 ]

スリータイタンと併せて追い切るラブイズブーシェ(左)

 アルゼンチン共和国杯の木曜追い切りが5日、栗東トレセンで行われた。ラブイズブーシェはCWコースで道中ズブさを見せたものの、先行するスリータイタン(6歳1600万)を力強くかわして1馬身半の先着。時計も6F83秒5~1F12秒5と上々だ。

 「しまいだけやってほしいという指示でした。動きは良かったですよ。まだ衰える年でもないし、気持ちが途切れなければやれると思うんですけどね」

 手綱を取った古川は精神面をポイントに挙げたが、力を出し切れれば十分に勝ち負け可能と思わせる口ぶりだ。報告を受けた村山師も、トーンが上がる。

 「まだ完全に気持ちが乗ったわけじゃないけど、徐々に良くなっていますね。前走の新潟でも集中力を切らさずに走っていました。左回りは天皇賞・秋4着などの実績がありますし、走る方に気が向けば差はないでしょう」

 近走内容が嫌われて人気落ち。低迷の原因が年齢的な衰えならば手が出しづらいが、村山師は「気持ちの問題」と断言する。その点、前走で6戦ぶりに1桁着順を確保したのは、やる気アップのサインだろう。同厩舎、同馬主のコパノリッキーが3日のJBCクラシックを制覇。自身の、そしてステーブルメートの追い風に乗って、1年4カ月ぶりの勝利を狙う。

続きを表示

2015年11月6日のニュース