【ＡＲ共和国杯】ニューダイナスティ　金言で金星誓う石川

　【東西ドキュメント・美浦＝５日】調教スタンドの食堂はいつも大盛況。そこに真剣なまなざしで内田の話を聞く石川の姿があった。今年すでに昨年の勝ち数（１２勝）を上回る２８勝を挙げる若手のホープ。高木は２人の話が終わるのを待って石川を直撃した。

　全てを吸収しようとする若武者は、スタンドや装鞍所でも積極的にベテランと言葉を交わす。アルゼンチン共和国杯のニューダイナスティとは初コンビとなるが、内田には騎乗経験あり（メトロポリタンＳ２着など）。石川は「今回は内田さんにアドバイスをもらった。馬場は乾いている方がいいみたいですね」と当日の好天を願った。

　大一番を前に自身の準備も万全だ。「過去のレースを何度も見返している。楽に前に行けて好位で運べる馬。上手に立ち回りたい」とイメージを膨らませる。Ｖなら人馬ともに重賞初制覇。先輩たちの助言を力に変え大金星を狙う。