【天皇賞・秋】エイシンヒカリ逃げずに9着…武豊「G1の壁かも」

[ 2015年11月2日 05:30 ]

 エイシンヒカリの初G1は、一度も先頭に立つことのないままに終わった。スタート直後にハナを奪ったのはクラレント。その瞬間、東京競馬場がどよめいたように予想外の出来事だったが、道中はきっちり折り合って2番手を追走。だが直線ではいつもの粘りを見せられないまま9着に後退した。

 大勢の報道陣を前に、武豊は「残念です。前回ほどのダッシュがつかず、内の馬が行く形になった」と悔しさをにじませた。逃げられなかったのは、デビュー戦の3歳未勝利戦(1着=14年4月)以来。「あまり掛からなかったし、2番手でもレースは全く問題なかった」と振り返ったが、最高峰のG1舞台でいつもと違う競馬を強いられたのは痛かった。暮れの香港カップ(12月13日)の登録は済ませていたが、選出されるかは微妙な情勢。

 鞍上は「直線でも一度も先頭に立てなかった。うーん、これがG1の壁なのかもしれない。これから、もう一度頑張ります」と出直しを誓っていた。

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2015年11月2日のニュース