【天皇賞・秋】(1)ディサイファ “メイチ”仕上げ

[ 2015年11月1日 05:30 ]

 6歳馬ディサイファは坂路1本の最終調整。軽快なフットワークを繰り出して4F67秒2で駆け上がった。見守った小島太師は「具合は本当にいい。今、一番強いメンバーと戦える楽しみがある」と終始上機嫌だった。

 G1初参戦となった昨年の天皇賞・秋は見せ場なく12着に沈んだ。「今思えば、毎日王冠(4着)がピークだった」と師は振り返る。その反省を踏まえて今年の毎日王冠は「余力残しの仕上げ」(同師)で2着。それでも、5番手から逃げるエイシンヒカリに1馬身1/4差まで迫る上々の内容。「直線で脚を余していた。今回はメイチの仕上げだし、ポジション取り次第じゃないか」と好枠1番からの逆転Vへ力を込めた。今年に入って中日新聞杯、札幌記念と重賞2勝を積み重ねたディープインパクト産駒の良血が、ついに大舞台で大輪の花を咲かせる。

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2015年11月1日のニュース