【アルテミスS】伏兵アンジュVに荒川師「いい脚使ってくれた」

[ 2015年10月31日 16:41 ]

<第4回アルテミスステークス>レースを制したデンコウアンジュ(14番)。奥は2着のメジャーエンブレム(15番)

 2歳牝馬G3「第4回アルテミスS」が31日、東京競馬場で行われ、12番人気の伏兵デンコウアンジュが大外一気の鮮やかな追い込みで重賞初制覇を飾った。

 序盤は激しい先行争いとは無縁の後方から3頭目を追走。3角すぎから仕掛け、直線で大外に持ち出すと3F33秒3の切れ味を発揮。内ラチ沿いで押し切り態勢に持ち込んだ1番人気メジャーエンブレムとは、内外大きく離れた位置での叩き合いとなったが、首差捉えたところがゴールだった。

 初コンビで重賞Vへと導いた田辺は満面の笑みを浮かべて引き揚げてきた。「出たなりの位置で競馬した。前半はうまく流れてくれたが、3~4角で一気に遅くなったので、早めにスパートした。直線の手応えはばっちり。見ての通り、いいパフォーマンスをしてくれた」と振り返った。

 荒川師も「いい脚を使ってくれた」と評価。2歳女王を決める阪神JF(12月13日)へ大きく前進する内容だったが「間隔を詰めて使ったので、体も減っていた(前走から18キロ減)。厩舎に戻ってしっかりと様子を見たい」と、出走には慎重な姿勢を見せた。

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2015年10月31日のニュース