【菊花賞】サトノラーゼン 行きっぷり「ガコーン」岩田興奮!

[ 2015年10月22日 05:30 ]

サトノラーゼン(手前)の最終追い切りの行きっぷりに岩田もしびれた

 ダービー2着馬サトノラーゼンの最終追い切りに騎乗した岩田が興奮気味にまくし立てる。

 「凄い。申し分ない動きだった。使ったことでガスが抜けて先週はうまく折り合っていたけど、けさはガコーンと行った。ガコーンと。いい意味で、行きっぷりが凄いなと」

 CWでカルナヴァレスコ(3歳500万)の内に併せ、引っ張りきりで4F54秒7~1F12秒4。肉眼で“ガコーン”の瞬間は確認できなかったが、手綱から伝わる感触に名手がしびれた。うまく闘志に火が付いた。

 1番人気に支持されたセントライト記念(7着)を振り返り、鞍上は歯ぎしり。「2、3番手なら勝ってた。悔しかったけど、この悔しさを菊にぶつけたいと思う」。前哨戦はあくまで前哨戦。折り合いに専念した“策”が本番で最高の結果を導き出す。ローズS2着をステップとし激戦の秋華賞を制したミッキークイーンのように。

 そのクイーンに続く2週連続G1制覇が懸かる池江師も好勝負をイメージする。「上積みもあるし叩き良化型。気持ちも入って走りたがっている」と話し、距離に関しても「やってみないと分からないが、縦長になる菊花賞は意外に折り合える」と意に介さない。ディープインパクト産駒は菊花賞は勝てない――のジンクス。覆すならこの馬だろう。

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