【小倉２歳Ｓ】小柄でも光るダイヤ　やる気十分“シャーッと行った”

ダートコースで追い切りを行うオウケンダイヤ

　小倉２歳Ｓの木曜追いが３日に行われた。３７６キロの超小柄な馬体で新馬戦を差し切ったオウケンダイヤは小倉ダートコースの単走追い。中１週とあって手綱を動かすことなく４Ｆ５８秒７～１Ｆ１３秒０。それでも全身を躍動させた力感は伝わってきた。

　「仕掛けなくてもシャーッと行ってた。やる気になっているようだね。バネのある走りで手前の替え方も上手。体はコンパクトだがいい筋肉がついている」と山田助手も合格点を与えた。体重に関しては「火曜に測ったら３８０キロ。あとは当日をお楽しみに」とはにかんだが前走と同じくらいでの出走がかないそうだ。

　父オウケンマジックは福井明オーナーが自己所有する繁殖牝馬に交配させることで種牡馬の道を開いた。２歳世代唯一の血統登録産駒のこの馬が、重賞の舞台で新馬戦同様の大仕事をやってのける可能性は十分だ。