【まるがめ・レディースC】香川、準優へ“逃走心”UP

[ 2015年8月7日 05:30 ]

準優進出を狙う香川

 プレミアムG1「第29回レディースチャンピオン」は7日、準優進出戦が行われる。3日間の予選を突破した24選手が8~11Rで、8日の準優勝戦を懸けて激突。注目は予選最終日を1着で飾り、魚谷香織からトップの座を奪った香川素子(38=滋賀)。3回枠主張して逃げ切れば女子の頂点。本当の戦いは4日目11Rから始まる。

 魚谷の連勝は3でストップ。3日目4R、4コースからの差し切りで一足先に予選を締めくくっていた香川に得点率トップの座が舞い込んだ。

 肩の力を程よく抜いたハンドルワークで予選を大暴れ。トップが確定した時も「なっちゃいましたね~」と、プレッシャーとは無縁のリアクションを見せた。通常ならば得点率トップは枠を主張して2回逃げれば優勝となる。しかし準優進出戦制は、3回逃げなければ笑うことはできない過酷なシステムなのだ。名人戦では江口晃生、昨年のレディースチャンピオンでは今井美亜が、予選トップから精神力を維持できずFに散っている。ここからが本当の戦いになる。

 過去の悲惨な結果を思ってか「ボチボチいきます」と柔らかな口調。経験をつんできた香川は燃える気持ちを絶妙にセーブしているようにも見える。「まるがめに自分のファンは2人くらいしかいない」と冗談交じりに言っていたが、祖父と祖母は香川県出身。おまけに名字は“香川”で何かと縁があるレース場。ひと旗上げるためにも11R、先マイのスタートで出足系を生かしたい。

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2015年8月7日のニュース