【ダリア賞】キャラメルサレ 新人・野中が師匠の“親心”に応える

[ 2015年8月7日 05:30 ]

初の特別レース騎乗が決まった野中悠太郎

 【東西ドキュメント・美浦=6日】今年3月にデビューした新人騎手の野中悠太郎(18)。7月19日の福島未勝利戦で記念すべき初勝利を挙げたキャラメルサレで、今週の新潟ダリア賞に挑む。浜田が声を掛けると「特別なので乗り代わりもあると思っていたので、本当にうれしい。オーナーと先生(根本師)に感謝しているし結果を出したい」と目を輝かせた。

 師匠の根本師は「オーナーの厚意で乗せてもらえたが、前走は減量(3キロ)のおかげもあった。今回は特別で減量特典はない。そんなに甘くはない」。辛口のエールを送りつつも、こう続けた。「前回は福島の千二で、出遅れても強引にハナへと指示を出してうまくいった。今回は新潟の千四。好位の競馬が理想だが、そういう時に限ってスタートが速かったりする。そこでどう対応するか。視野を広くして経験を積んでほしいね」。親心と師弟愛にあふれたコンビ継続。今後の騎手人生においても、大きな財産となるに違いない。

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2015年8月7日のニュース