【小倉記念】ゲシュタルト 九州男児・川須が地元重賞で燃える

[ 2015年8月7日 05:30 ]

地元重賞で燃える川須騎手

 【東西ドキュメント・栗東=6日】故郷に錦を飾る――。古くさいが、悪くない言葉だ。今年の小倉記念で言えば、福岡出身の川須だろう。同郷のよしみで応援しているオサムは鞍上に起用されるゲシュタルトに大駆けの可能性を見いだしている。戦績的には買えないが気配はある。

 この日の最終追い切りはCWで助手が騎乗し4F49秒6~1F12秒1。侮れない鋭さで何より馬に活気があった。前走七夕賞は9着もわずか0秒6差。動きを確認した長浜師はしんみりこう漏らした。「この馬なりに頑張っているよ。そろそろ“潮時”かとも思うが、もうひと花咲かせてやりたい気持ちもある」

 この“親心”を受けて、川須が奮起しないはずがない。小倉記念は12年のエーシンジーライン(9着)以来3年ぶり3度目の騎乗。「小倉も合うという話ですから。ある程度いい位置で競馬ができれば。今週は祖父母も応援に来る」(川須)小倉記念で、いい“仕事”を期待しよう。

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2015年8月7日のニュース