【中京記念】スマートオリオン　接戦制し重賞２勝目飾る

中京記念で直線抜け出し快勝のスマートオリオン（右）

　第６３回中京記念(Ｇ３、芝１６００メートル・晴良１６頭）は２６日、中京競馬場１１Ｒで行われ、Ｍデムーロ騎手騎乗の６番人気、スマートオリオン（牡５＝鹿戸厩舎、父グラスワンダー、母トロピカルレディー）が、早め先頭から押し切って優勝した。勝ち時計は１分３３秒４。

　そろったスタートからカレンブラックヒルが先頭に立ち、スマートオリオン、カオスモスなどが続いたが、３コーナー手前で一気にペースを上げたメイケイペガスターが先頭を奪い、それに続くようにエールブリーズもポジションを押し上げて好位につける。

　４コーナーから直線に入り、先行したエールブリーズ、メイケイペガスター、スマートオリオン、カレンブラックヒルの４頭が抜け出す。直線半ばを迎えると、この中からスマートオリオンがさらに加速して粘る３頭を引き離すと、ゴール手前で馬群を割ってアルマディヴァン、外からダローネガが猛追。しかし、スマートオリオンの脚色は最後まで衰えず、２着に入ったアルマディヴァンに首差をつけて昨年のオーシャンＳ以来となる重賞制覇を果たした。

　２着アルマディヴァンから首差の３着にはダローネガが入った。