【中京記念】故障克服し前走V ダローネガ大復活祭だ!

[ 2015年7月21日 05:30 ]

前走で2年8カ月ぶりの勝利を挙げたダローネガ

 今週の中京メーンはサマーマイルシリーズ第1戦「第63回中京記念」。ダローネガは先週水曜に坂路4F52秒7~1F12秒6と好時計を刻み、週末も坂路で4F56秒5~1F13秒1。北岑厩務員は「以前は競馬が終わると、気になるところがあったけど今はそういうのがない。前走で準オープンを勝って放牧へ。ひと月前に帰厩してしっかり時計を出せている」と表情は晴れやか。

 2歳秋に野路菊S勝ち、デイリー杯2歳S2着、翌年夏に小倉日経オープン勝ちと若い頃から能力を示したが、古馬になってアクシデントに見舞われた。一昨年6月の垂水Sのレース中に腰をひねり、9カ月もの長期休養。「あれから馬がフニャフニャになった。踏ん張りが利かないからゲートを出られない。そのあと剥離骨折もあったし、それを合わせると1年以上、休んでいたことになる。なかなか本調子に戻らなくて、もう勝てないかと思った」

 電気治療を取り入れるなど腰のケアに努め、昨年暮れにようやく復調の兆し。12月の元町Sでヴァンセンヌ、4月の春興Sはサトノアラジンを相手にいずれも首差2着。前走・湘南Sで小倉日経オープン以来、2年8カ月ぶりの勝利を挙げた。逆境を乗り越え、息を吹き返した6歳馬が夏の中京マイル決戦で初タイトルを狙う。

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2015年7月21日のニュース