ソルテ躍進支える上田の努力

[ 2015年6月26日 05:30 ]

上田健人騎手

 【地方競馬です!!】先週は大井のソルテ(牡5=寺田)が船橋初のナイター重賞・京成盃GMで8馬身差Vを決めた。先月の川崎マイラーズ勝ちは5馬身差。13年1月にニューイヤーCで2個目のタイトルを獲った後、重賞で善戦止まりだった実力派が大躍進。その陰には若手騎手の地道な積み重ねがあった。上田健人(24)だ。

 昨年9月から日々の調教を任された。11月に自身も寺田厩舎に所属変更。レースは吉原騎乗だが、V2後に寺田師は「上田君がすっかり手の内に入れてくれた。馬の気持ちに合わせて強弱をつけている」と真っ先にその名を挙げた。

 上田にとっても大きな財産となっている。「とにかく頭がいい馬で教わることが多い。レースが近づくと自分で体も気持ちも追い込んでいくのでそれをセーブしたり。疲れた時はちゃんとサインも出してくれる」。ソルテの教えは他馬と接触でもプラスになっている。

 重賞V2前にはフジノウェーブ記念で大差12着と苦い思いも。中間の追い切り過程を全て検証し、担当厩務員と相談しながら時を経て好結果に結び付けた。「まだ成長しています」と上田。次走予定は7月29日の大井サンタアニタT。秋以降の路線は未定ながら、さらなる飛躍が期待される。 (池田 裕文)

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2015年6月26日のニュース