【平安S】インカンテーション 逃げ切り快勝、帝王賞へ弾み

[ 2015年5月24日 05:30 ]

平安Sを逃げ切った内田騎乗のインカンテーション(左)

 ダートの強豪がそろった「第22回平安S」が23日、京都競馬場で行われた。4番人気インカンテーションがスタンド前の先行争いから行き切って逃げ切り勝ち。重賞3勝目を飾り、来月24日の帝王賞(大井)に弾みをつけた。

 最内枠からポンとゲートを出たインカンテーションは好位でためる策かと思いきや、1コーナー手前でハナへ。余力たっぷりの脚色で直線に向くと2番手で食い下がるクリノスターオーを突き放し、悠々とゴールを駆け抜けた。内田が笑顔で振り返る。「前走でマイルに使っていた分、馬が行きたい感じだったし、わざわざ下げることはない。道中、手応えは十分にありましたよ。内枠をうまく使って、いい勝ち方ができました」

 前走・フェブラリーSが2着。G1でも好勝負に持ち込んだ実力馬が休み明けで好スタートを切った。羽月師は「今年が勝負の年。これで“挑戦権”を獲れましたね」と夏の大一番を見据えていた。

 ◆インカンテーション 父シニスターミニスター 母オリジナルスピン(母の父マキャヴェリアン)牡5歳 栗東・羽月厩舎所属 馬主・ターフスポート 生産者・北海道浦河町谷川牧場 戦績22戦8勝 総獲得賞金2億6589万1000円。

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2015年5月24日のニュース