【別府・全プロ選手権】新田まくりでケイリン制覇、1キロTTは渡辺

[ 2015年5月19日 05:30 ]

ケイリンで優勝しガッツポーズする新田

 G1「第24回寛仁親王牌」(7月17~20日=弥彦競輪場)の出場権と初日シード権を懸けた「第62回全日本プロ選手権自転車競技大会」が18日、大分・別府競輪場で行われた。

 1キロタイムトライアルは渡辺一成(31)が好タイムで初優勝。渡辺は「条件の悪い中(雨)で自己ベストが出せた。タイムより勝つことに専念した結果、(寛仁親王牌初日の)理事長杯の権利を獲得できてよかった」と喜びを語った。

 スプリント決勝は中川誠一郎(35)が河端朋之を2―0で下して優勝、大会3連覇を飾った。「準決勝で雨谷君との厳しい対戦に勝てたことが優勝につながった」とホッとした表情。

 ケイリン決勝は近畿勢6人に対して深谷―新田―大塚が前受けから突っ張って主導権を握り、新田祐大(29)が最終B前からまくり大会初優勝。「深谷君の後ろからまくったが、しっかり勝てたことがよかった」と充実ぶりを見せつけた。なお渡辺、中川、新田の3人は12年のロンドン五輪に出場した脚力を見せつけた。女子ケイリンは石井寛子(29)が昨年に続いて大会連覇。「強い相手の中で勝ててよかった」と喜びを表した。

 ≪優香落車で頭部打撲≫女子ケイリン決勝で落車した小林優香のケガは「頭部打撲症。右顔面(頬部)と右唇下擦過症。右大腿打撲擦過症。頭頂部痛」と診断された。

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2015年5月19日のニュース