【別府・全プロSPR賞】武田3度目V「結果出せて良かった」

[ 2015年5月18日 05:30 ]

SPR賞を制した武田

 「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」の最終日が17日、別府競輪場で行われた。11R・スーパープロピストレーサー賞(SPR賞)は武田豊樹(88期)が直線伸びて優勝、賞金315万円(副賞含む)を獲得した。武田のSPR賞優勝は08年以来、3回目。

 4車で結束する北日本勢に対して武田は「常にいいラインを組んでいる平原君を信頼」して臨んだ。「北日本勢にすんなり駆けられては厳しいから」という判断でスタート(前受け)を取ると平原のセンスに託した。平原が北日本勢の分断策に出て新田後位を奪取。「あの展開になると深谷君のカマしもある」という冷静な読みから直線勝負に出ると「思ったより車が伸びて」ゴールを駆け抜けた。

 「前々に攻めてくれた平原君のおかげ。平塚記念後は(疲れから)体調を崩して自転車に乗らなかったが結果を出せて良かった。僕は今後も一戦一戦頑張るだけ」と喜びを語った。

 なお、18日は第24回寛仁親王牌(7月17~20日・弥彦競輪場)の出場権、初日理事長杯と特選のシード権を懸けた「第62回全日本プロ選手権自転車競技大会」(車券発売なし)が引き続き別府競輪場で行われる。

 ◆全プロ自転車競技大会の主な出場予定選手

 ▽スプリント…中川誠一郎(前年優勝者)、鈴木謙太郎、雨谷一樹、根田空史、金子貴志、河端朋之

 ▽1キロタイムトライアル…竹内雄作(前年優勝者)、渡辺一成、矢口啓一郎、永井清史、稲毛健太

 ▽ケイリン…南修二(前年優勝者)、新田祐大、山崎芳仁、佐藤友和、武田豊樹、神山雄一郎、平原康多、石井秀治、深谷知広、脇本雄太、村上義弘、村上博幸、岩津裕介、井上昌己

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