【とこなめ・トコタンキング決定戦】智也逃げ切り、今年2度目G1V

[ 2015年4月27日 05:30 ]

純金製のメダルを手にして笑顔を見せる山崎

 G1ハンター智也が決めた!ボートレースとこなめの開設62周年記念「G1トコタンキング決定戦」は26日、12Rで優勝戦が行われ、山崎智也(41=群馬)がコンマ07のスタートからパワフルな逃げで他を圧倒。2月の住之江・太閤賞に続き、今年2回目のG1優勝を飾った。

 山崎らしい安定感のある優勝だった。コンマ07でスタート互角。1周1Mも立ち上がりこそ差はなかったが、そこからグッと引き離した。「ターンが漏れて辻選手に差されていたが、足が違ったね。今までの低減モーターの中では、ぶっちぎりの出来だった」

 周囲の選手が出力低減モーターの調整に苦しむ中、山崎は順調にエンジンを仕上げていった。これには秘密があった。今大会直前、とこなめを走った、同じ群馬の赤坂等(46)から一本の電話が入った。「ペラの方向性をつかんだと、わざわざ教えてくれた」(山崎)。効果は抜群。他の選手を尻目に山崎は3日目に早々と仕上げた。「赤坂さまさま、エンジンさまさまです」

 この優勝で賞金ランクは2位に浮上した。「全てのSG、G1で準優を外さず、6位以内でグランプリに行きたい」。実は今回、太閤賞と全く同じ節間成績((2)(3)(1)(2)(2)(1)(1))で優勝した。何やら神懸かっている!?智也の走りからこれからも目が離せない。

 ◆次走 優勝した山崎智也の次走は5月3日からの桐生一般戦。江口晃生、秋山直之、毒島誠らと優勝を争う。辻栄蔵は30日からの児島一般戦。柏野幸二、吉田拡郎、茅原悠紀らが相手。丸岡正典は5月1日からの住之江一般戦。松井繁、田中信一郎、太田和美らが出場。魚谷智之は5月28日からの児島一般戦。三角哲男、柴田光、榎幸司らがライバル。桐生順平は5月1日からの戸田一般戦。平石和男、須藤博倫、黒井達矢らが出場。平本真之は5月1日からのとこなめ一般戦。西山昇一、仲口博崇、池田浩二らとVを争う。

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2015年4月27日のニュース