みんな笑顔、高橋昭平384日目の初勝利

[ 2015年4月24日 05:30 ]

デビューから384日で初勝利を飾った高橋昭平騎手

 【地方競馬です!!】4月のジョッキー初勝利といえばルーキーが定番だが、大井今開催の初日は違った。高橋昭平(20、大井・高橋三)が、20日5Rの10番人気ココリシャール(牝5=柏木)で待望のVゴール。昨年4月2日のデビューから384日。80戦目だった。

 しばらくは「勝ちたい」という思いの方が強かったが、敗戦が続くにつれ「チャンスをたくさんもらっているのにうまく乗れない。申し訳ない」に変わっていった。師匠の高橋三師も「かなり悩んでいたと思う。本当に良かった」と胸をなで下ろした。

 勝ったうれしさはもちろん、高橋昭がさらに感激したのは周囲の反応。「自分のことのように喜んでくれて」。パドックでは直後6Rの騎手たちが控え所でモニターを見て大騒ぎ。その歓声は馬を引いていた厩務員にも伝わったという。何を隠そう、記者席も沸いた。「買えばよかったあ~」の“悲鳴”も!?(笑い)。

 初Vの映像を見た高橋昭は「もっとうまく乗れたはず」とすぐに反省。23日3Rはココリシャールと厩舎も厩務員も同じクンプウで小差2着。人影まばらになった検量室で入念にレースチェック。「脚を余してしまいました…」。中2日での2勝目こそならなかったが、視線は真っすぐ前を向いていた。 (池田 裕文)

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2015年4月24日のニュース