【大井・羽田盃】2番人気ストゥディウム、鮮やか差し1冠

[ 2015年4月23日 05:30 ]

鮮やかな差しで羽田盃を制したストゥディウム(左から2頭目)

 南関3冠開幕戦「第60回羽田盃」が22日、大井で行われ、2番人気ストゥディウムが鮮やか差し切りV。3度目の重賞制覇でクラシックホースに輝いた。単勝1・4倍の断然人気オウマタイムは2着。5着までが東京ダービー(6月3日、大井)優先出走権を得た。

 後方追走。4角8番手から直線を向いたストゥディムが3角先頭から粘るオウマタイムを追った。残り200メートル付近でその差はまだ7馬身。ここからが真骨頂。自慢の決め手で計ったようにゴール前、一瞬のうちに半馬身かわした。「前は見ていなかった。スムーズな競馬を心掛け、馬を信じた。それだけ」と石崎駿。

 不利もあったが、11着に大敗した京浜盃の無念を振り払う大きな一撃。次に狙うはもちろん東京ダービーでの2冠。矢野師も「しまいに懸ける。それしかない」と語った。

 ◆ストゥディウム 父ルースリンド 母ルナマリア(母の父ジェイドロバリー) 牡3歳 船橋・矢野義幸厩舎 馬主・Nicks 生産者・北海道様似町の清水誠一氏 戦績9戦4勝 総獲得賞金6672万円。

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2015年4月23日のニュース