【山吹賞】野望へ静かに牙を研ぐ大物、グレーターロンドン

[ 2015年4月2日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=1日】無敗の桜花賞候補ルージュバックが注目される大竹厩舎だが、牡馬の大物もダービーに向けて静かに牙を研いでいる。今週の中山・山吹賞に出走するグレーターロンドン。姉にオークス馬ダイワエルシエーロを持つディープインパクト産駒の初戦は、良血にたがわぬ楽勝だった。

 最終追いはWコースの併せ馬で2馬身先着。ルージュの1週前追いの取材に続き、浜田が話題を振ると「まだ3歳の誕生日(5月23日)を迎えていない馬。その分、良くなる余地を残している。追い切りでは、きっちり仕上げず能力を出せるよう調教している」と大竹師。

 「まだ先に大きな目標がある」と、ここから青葉賞→本番の青写真。それだけに取りこぼせない一戦だ。山吹賞と言えば、かつてシンボリクリスエスやゼンノロブロイが後の飛躍につなげたレース。「そういうレベルになっていけるかどうか」。静かに野望を抱いて臨む2戦目だ。

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2015年4月2日のニュース