【ダービー卿CT】シャイニープリンス 初タイトル絶好機

[ 2015年4月1日 05:30 ]

大阪杯回避の僚馬イスラボニータの分も必勝を期すシャイニープリンス

 日曜中山のメーンは「第47回ダービー卿CT」。G1馬が顔をそろえる大阪杯とは趣が違い、ここで初タイトルを期す馬も多い。シャイニープリンスもその中の1頭。4歳春までは重賞の壁にはね返されてきたが、昨秋の富士Sで首差2着と初連対。以降の3戦も白星こそないが、全て勝ち馬と0秒2差以内に好走しており、悲願のタイトルは目前に迫っている。

 前走・東風Sは縦長の展開のちょうど真ん中を追走。3~4角で押し上げ直線入り口で先行馬群を射程圏に入れると、外からねじ伏せるように鋭伸。ゴール前で完全に1馬身抜け出したが、さらに外を強襲したクラリティシチーの末脚に屈して2着に敗れた。「勝ったと思ったけどね。向こうの作戦勝ち」と栗田博師。「負けたのは残念だけど、安定して力を発揮できるようになった。レースぶりにも幅が広がった」と内容を評価する。

 左回りの東京でも結果を残しているが「右回りの方が脚をため込んだ時にはじける印象がある」と師。中山芝マイルは前走を含め【1・1・0・0】。威力を増す末脚は数字にも表れている。前走に続いて横山典が騎乗。「ノリも2度目になるし、どんな形で乗ってくれるか楽しみ。何とかタイトルを獲らせたい」と名手の腕に期待する。

 僚馬イスラボニータは大阪杯を回避することになったが、そのイスラの調教パートナーを務めながら力を蓄えてきたのがシャイニー。後輩馬の思いも背負って挑む重賞舞台だ。

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2015年4月1日のニュース