【ダービー卿ＣＴ】藤岡厩舎攻勢、ブレイズアトレイル続く

　【東西ドキュメント・栗東＝３１日】年明けから藤岡厩舎の勢いが止まらない。ここまで１２勝でリーディング４位。先週土曜の日経賞ではサウンズオブアースが４着に終わったものの「届かなかったけど、内容は良かった」と指揮官は天皇賞・春への手応えを口にする。続く日曜にはビッグアーサーが無傷の３連勝をマーク。「ダービー卿のブレイズアトレイルも楽しみですね」と話し掛けた岡崎に対して、指揮官はニヤリと笑ってからこう続けた。

　「前走時から復調気配はあったんだけど、使って良くなっているよ。走り頃って感じやね」

　前走東風Ｓは０秒３差の４着。当時の上位３頭との重量差が詰まる今回は、もちろん逆転が視界に入る。

　「中山は準オープンを勝っているし、条件は悪くない。どっかで一つタイトルを獲らせてやりたいし、そうすれば賞金的に大きいところも狙えるからね」

　好調ステーブルのマイル界のエースとして、存在感を発揮できるか。春の大舞台に向けて、ここがブレイズアトレイルの正念場だ。