【女子競輪卒業記念】ビーチ尾崎、完全V 歴代女王に続いた4連勝

[ 2015年3月26日 05:30 ]

仲間からの祝福に笑顔でガッツポーズする、元ビーチバレー選手の尾崎睦

 日本競輪学校第107回生徒(34人)と女子第4回生徒(15人)の卒業記念レース決勝戦が25日、静岡競輪場で行われた。男子は在校成績9位の新山響平(21=青森)が追い込んで優勝。女子はビーチバレーから転身した尾崎睦(29=神奈川)がまくりで快勝。歴代女王同様に4連勝で完全Vを飾った。27日に卒業式を行い、男女とも5月1日に選手登録。7月以降、全国各地でプロデビューする。

 元プロ選手の意地があった。ビーチバレーのトップ選手から転身した尾崎が2コーナーから豪快にアタック。まくりの加速力はすさまじく、逃げた児玉碧衣(あおい)を捉えると2着に4車身差をつけて圧勝した。

 4代目クイーンは「余裕がありました。スタートで2番手の好位置が取れたし想定していたパターンの一つ。完全優勝ができてホッとしました」。24日に、かつてのライバル・浅尾美和から本紙紙上でエールを受け「緊張しますよ~」と話したが大一番で勝負強さを発揮。2位だった在校成績も卒記4連勝で児玉を抜き、1位に輝いた。

 ビーチバレーでコンビを組んだことがある金田洋世(3回生)が競輪へ転向したことが尾崎のアスリート魂に火を付けた。競輪学校入学後は「自転車経験がない分、乗るしかない」。妥協を許さずペダルを踏み込んだ。指導した滝沢正光競輪学校校長は「どんな展開でも対応できるバランスの良さが持ち味。卒記の大事なレースでも落ち着いていた」と目を細めた。

 バンクの外にはビーチバレー時代の仲間や師匠の渡辺秀明(68期)らが応援に駆けつけた。「彼女は努力家。あの強さは努力で積み上げたもの」と渡辺。金網越しに声援を飛ばした金田は「私の影響で選手を目指したんですよね?今後一緒に走れるのが楽しみ」と手放しで喜んだ。

 卒記完全Vは歴代女王3人に続く快挙。それでも尾崎は「3人に比べると脚力で劣っている。目標とする奥井迪(ふみ、3回生)さんのように徹底先行を貫きたい。師匠に鍛えてもらいます」。日本一の富士山を遠くに見つめ「逃げ切りでデビュー戦を優勝したい。そしてガールズGPを勝ちたい」と夢を描いた。

 ◆尾崎 睦(おざき・むつみ)1985年(昭60)4月10日生まれ。神奈川県平塚市出身の29歳。東京女子体育大卒。小3からバレーボールをはじめ、大学卒業後にビーチバレーへ転向。在校成績は71戦41勝で1位。師匠は渡辺秀明(68期)。好きな食べ物はペペロンチーノとフルーツ。趣味は買い物。1メートル72、65キロ。血液型A。

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