【阪神大賞典】フーラブライド 酒井とのコンビで牡馬封じだ

[ 2015年3月20日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=19日】朝から本格的な雨。調教スタンドにいた寺下は外に出るのを断念し2階に駆け上がった。調教師控室にいる木原師のもとへ。阪神大賞典に牝馬フーラブライドを送り込む。長丁場に牝馬が参戦するのは珍しいが「母系の血統やレースぶりから距離は合うと思う」と優しくほほ笑んだ。

 3000メートル以上の重賞を牝馬が勝ったのは、88年ダイヤモンドSのダイナブリーズが最後。それでも指揮官は「日経新春杯(2着)のレースを見て(この距離を)試してみたいと思った」と力を込める。牡馬相手のG2で0秒1差の接戦。「男勝りの馬体になってきたしスタミナもあるから」と目を細めた。

 有力馬トーホウジャッカルの回避により、主戦・酒井が騎乗可能になったのも追い風。指揮官は「癖のある馬。乗ってもらえて心強い」と期待を寄せた。名コンビなら牡馬封じも可能かもしれない。

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2015年3月20日のニュース