【スプリングS】闘争心あるスルタン 大江原師“ここでも通用する”

[ 2015年3月20日 05:30 ]

大江原師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、スプリングSにミュゼスルタンで挑む大江原師を直撃した。

 ――ミュゼスルタンですが前走(新潟2歳S1着)後に骨折で今回は久々の実戦になります。

 大江原師 骨折の程度が判明した時点で、スプリングSには間に合うと判断。つまりその後は順調にここまで来たということです。

 ――太いということはありませんか?

 体重的にはそれほど大きく変わっていないけど、体つきは見栄えのするものになっています。使おうと思えばもう少し早く使えたくらいなので、仕上がりは悪くないと思います。

 ――最終追い切りはウッドで5F68秒2。

 内を回ってこれだから時計的にはそう速くありません。でも、先々週に強いところをやっており、先週、今週は時計よりも動きを重視。最後にグッと伸びる良い動きでした。

 ――手綱を取った柴田善騎手は何と?

 反応がよく、馬自身どんどん良くなっていると言っていました。

 ――前走を振り返ってください。スタートは悪くなかった。

 はい。上々のスタートを切れました。ただ、あまり好位置で競馬をすると早目に抜け出す面があるので、流れの中で下げていった感じでした。

 ――道中はどう見えましたか?

 手応えも悪くなさそうだったし、上手に走っていると感じました。

 ――直線も追われると良い反応を見せました。

 そうですね、その分、結局早めに抜け出してしまったという感じでした。

 ――最後は激しく追い上げてきた後続勢に迫られました。

 でも、後ろの馬が迫ってきたところでもう一度ハミを取って伸びてくれたので、何とかしのげると思いました。

 ――その辺りの根性がこの馬のセールスポイントですか?

 そうですね。本当に闘争心のある馬で、今週の最終追い切りでもそういう気性を感じることができました。

 ――気性面は多少、難しそうな感じもあるように見えます。

 久しぶりの競馬なのでパドックで多少、悪ふざけをしないかな?という心配はあります。ただ、競馬にいけば大丈夫だと思います。

 ――相手関係に関してはどうお考えですか?

 早い時期の2歳Sを勝った馬なので、その後、強い馬がどんどん出てくるだろうことは承知していました。ただ今後のクラシック本番を考えるとここでどうこうは言っていられません。通用すると信じています。

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2015年3月20日のニュース