【スプリングS】ダノンメジャー 先輩ダービー馬へ景気づけの1勝を

[ 2015年3月18日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=17日】春めいた空気に心躍る寺下は軽快に自転車をこぎ、“坂路小屋”に陣取る橋口師のもとへ向かった。ドバイ遠征に向けて検疫中のワンアンドオンリーは午前5時半に坂路で最終調整。「いい状態で出せる」と指揮官。

 18日に関西国際空港から決戦の地へ。「飛行機に積み込む時が一番心配」で、空港まで見送りにいくという。同じくドバイ遠征したハーツクライ(06年シーマクラシックV)の時も空港に臨場。「あの時も心配したけど大丈夫だった。ああいう時は馬も人を頼って、おとなしくなる」と教えてくれた。

 ドバイで戦う先輩ダービー馬への景気づけは、スプリングSのダノンメジャーだ。前走の共同通信杯(12着)は鞍上が違和感を感じ、無理をしなかった。指揮官は「全然、競馬をしていない。走ってみたら、分かりますよ」と強気に締めくくった。その表情を見た寺下は“一変”を確信した。

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