【弥生賞】ブライトエンブレム 大外一気の強烈末脚で2着

[ 2015年3月9日 05:30 ]

 ブライトエンブレムが強烈な末脚を発揮して2着に食い込んだ。後方2番手の位置取りから、4角で大外を回って進出。コーナーの出口で大きく外に振られながらも、メンバー中最速となる3F35秒2の末脚で勝ち馬に迫った。田辺は「折り合いは大丈夫だったし、馬場が渋ったのも向いた。最後は勝ち馬と一緒の脚色になってしまったが、このメンバーでこれだけやれたのは自信になる」と敗戦の中の収穫を強調した。

 皐月賞の優先出走権獲得に加え2着賞金も加算。小島茂師は「これでダービーまで行ける。力を再認識できたし何より安心した。本番が楽しみ」と笑顔。田辺も「休み明けを使って次はもっと良くなる。開催が進んで時計がかかる馬場になるのもいい」と、1カ月後の大舞台を見据えていた。今後は短期放牧を挟んで本番へ。母ブラックエンブレムがかなえられなかったクラシック制覇の夢が現実味を帯びてきた。

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2015年3月9日のニュース