【チューリップ賞】ココロノアイ、成長の20キロ増 尾関師「期待」

[ 2015年3月6日 05:30 ]

放牧を挟んだおかげで馬体が成長したココロノアイ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、チューリップ賞にココロノアイで挑む尾関師を直撃した。

 ――ココロノアイの前走(阪神ジュベナイルF3着)は直前輸送でした。体重は大きく減りませんでした(マイナス2の450キロ)が、レース前の雰囲気は?

 尾関師 そのあたりを考慮しての仕上げでうまくいきました。だから競馬当日も落ち着いていて良い感じでした。

 ――スタートはいつも通り少し遅めも中団に付けられた。

 その前の時のスタートが一番遅かったけど、前走に関しては割と普通の競馬ができたと思います。

 ――ただそこで少し掛かってしまった感じ?

 それでも我慢できていた方だと思います。3~4コーナーの手応えでは“勝てるのでは?”と思えるほどでしたから……。

 ――ただ直線、内から突き抜けるか!?と思わせたものの伸びそうで伸びず。

 内の馬場が悪かったのか、気性的に外を回した方が良いタイプなのか、仕上げの問題か……。そのあたりは明確には難しいところですが。

 ――ステイゴールド産駒らしく、その後、逸走した。

 戻ってくる時に止まらなくなってしまったようです。それだけまだ力があり余っていたというか、走り足りなかったということかもしれません。

 ――普段、気性面は?

 調教時に馬が多いと気が入り過ぎることはありますが、オンとオフがはっきりしているので、終始扱いづらいということはありません。

 ――中間は放牧に出し、だいぶ体が増えて戻ってきたと聞きました。

 牧場でひと息入れて成長を促しました。前走比で20キロ近く増えているので、この成長が競馬へどうつながるか期待しています。

 ――太めということはありませんか?

 それは全くありません。最終追い切りの動きも良かったし、走れる状態にあります。

 ――最終追い切り(坂路4F56秒0)はラスト1F14秒5。少々脚が上がった感じ?

 多少そういう感じはあったけど、輸送や目標がまだ先であることを考えて、やり過ぎないようにしただけ。時計のかかる時間帯だったことを考慮しても、よく動いてくれていると思います。

 ――前走で先着を許した相手(レッツゴードンキ)もいますが?

 その前のアルテミスSでは逆にこちらが先着しています。相手関係では決して引けを取っているとは思いません。次(桜花賞)につながる競馬をした上で、好結果が出ることを期待しています。

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