91年桜花賞馬シスタートウショウ死す、27歳老衰

[ 2015年3月4日 05:30 ]

91年の桜花賞を制したシスタートウショウと角田騎手

 91年桜花賞を制したシスタートウショウが3日、けい養先のトウショウ牧場(北海道新ひだか町)で老衰のため死んだことが分かった。27歳だった。

 90年12月に鶴留厩舎からデビューし、4連勝で桜花賞を制覇。同年のJRA賞最優秀4歳牝馬を受賞した。デビュー以来コンビを組んだ角田晃一現調教師は「残念です。オークス(1番人気2着)で悔しい思いもしたが、僕にとって初G1となる桜花賞が一番の思い出」と話した。

 引退後のシスタートウショウは繁殖牝馬としてトウショウパワーズ(通算5勝)などを生んだ。近年は功労馬としてトウショウ牧場で余生を送っていた。同牧場の志村吉男場長は「ここ3、4年は腰が悪くて、坂道も上っていけないほど。自分のところから、トウショウボーイの子供がG1を勝てたということで思い入れは強いです。“本当にお疲れさまでした”と言いたい」と悼んだ。

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2015年3月4日のニュース